。・*これが私の生きる道*・。

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®️40のおひとり様の日常×ぱちすろ日記

罪と罰

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前回の記事

 

 

今回が最後の記事です。

 

 

私は妊娠しました。

 

 

最初は、生理が来ない事で変だと感じました。

 

 

あんまり遅れないから・・・

 

 

まさか・・・!!?

 

 

生まれて初めて妊娠検査薬を買って

 

 

試してみたら

 

 

妊娠反応が出ました。

 

 

その瞬間、頭が真っ白になりました。

 

 

嘘だ。

 

 

信じたくない。

 

 

すぐに病院に行きました。

 

 

やっぱり・・・妊娠してました。

 

 

検査薬での陽性反応は、ほぼ間違いないらしい。

 

 

頭の中が混乱して・・・

 

 

どうしたらいいか分かりませんでした。

 

 

彼に電話で話しました。

 

 

彼は驚いていたけれど、特に何も言いませんでした。

 

 

どうしよう。

 

 

好きな人の子供なら、嬉しいのかもしれないけど

 

 

別れようと思っている人との子供。

 

 

どうしよう。

 

 

彼と結婚なんてやだ。

 

 

その後、実家に戻って両親に相談しました。

 

 

子供ができた事。

 

 

彼の事が好きじゃない事。

 

 

結婚したくない事。

 

 

色んな話をしました。

 

 

結局、彼と話し合いなさいとなり・・・

 

 

再び彼の家に行きました。

 

 

もう既につわりがありました。

 

 

迎えに来てくれた、車のシートが革で

 

 

その匂いで吐きそうになりました。

 

 

彼の家に着いて話し合いが始まりました。

 

 

『そらはどうしたい?』

 

 

彼はそう言いました。

 

 

『私は、育てる自信がない。

 

 

下ろしたい。』

 

 

そうか、そらがそうしたいなら俺はそれでいい。

 

 

彼はそれ以上何も言いませんでした。

 

 

私が彼の事を好きじゃないという事は

 

 

彼も同じだと思う。

 

 

彼にとって、私は単なる人形でした。

 

 

寂しい時に一緒にいてくれる人形。

 

 

たぶん、好きではなかった。

 

 

別れる事にどうして躊躇しちゃったんだろう・・・

 

 

中絶手術をする産婦人科は限定されています。

 

 

どこでもやっている訳じゃない。

 

 

紹介してもらった病院で

 

 

意思確認を何度もされました。

 

 

年齢的にも、最後かもしれないのよ?

 

 

本当に中絶するの?

 

 

2人でもう少し話合いなさい。

 

 

もちろん、何度も考えました。

 

 

1人で育てようか。

 

 

結婚しちゃおうか。

 

 

何度も何度も・・・・

 

 

子宮内の赤ちゃんの写真も見せてもらいました。

 

 

小さい影が写ってました。

 

 

小さな命・・・

 

 

それでも、私には無理でした。

 

 

産む勇気が持てなかった。

 

 

この先、子供を育てる?

 

 

赤ちゃんはかわいい。

 

 

お姉ちゃんの子供ですら、赤ちゃんの時は

 

 

可愛すぎてずーっと見てました。

 

 

私にも母性はある。

 

 

でも、将来の事を考えたら・・・

 

 

絶望しか想像できなかった。

 

 

結婚したとして、上手くいくわけない。

 

 

仕事を辞めたとして、こんな自分が子育てなんかできるんだろうか。

 

 

頑張れそうになかった。

 

 

中絶する為に、同意書を書きます。

 

 

最終の意思確認。

 

 

もちろん、彼にも書いてもらいました。

 

 

病院にもよると思うのですが・・・

 

 

私は1日入院しました。

 

 

会社には婦人科検診だと嘘をついて

 

 

2日休みを取りました。

 

 

当日、全身麻酔をして・・・

 

 

意識が戻った時にはもう、処置が終わってました。

 

 

この時の記憶は、ほとんどありません。

 

 

ただ、ただ、天井を眺めてました。

 

 

ごめんね。

 

 

 

 

 

 

暫くして、彼と別れました。

 

 

中絶費用の事は言いませんでした。

 

 

向こうから、話してきたら半分持ってもらおうと

 

 

思ってました。

 

 

何にも言ってきませんでした。

 

 

別れようとなった時に

 

 

中絶費用の事一切、触れてこなかったね。

 

 

そう言うと。

 

 

払うよ。って今更、言ってきました。

 

 

もう、いいよ。

 

 

私の責任だし。

 

 

ひとつ気になってる事がありました。

 

 

彼の行動でなんとなく、初めてじゃない気がしたんです。

 

 

もしかして、私以外に中絶させた人いる?

 

 

あぁ・・うん。

 

 

何にも学んでねぇ。

 

 

男は、体が傷つく事もないから・・・

 

 

嫌な思い出は忘れて、繰り返せる。

 

 

もう、どうでもいい。

 

 

彼と別れた後も何度か連絡がきました。

 

 

私は無視はしない。

 

 

そっちに行くから、一緒にごはん食べよう。

 

 

のんきにまた会おうと誘ってきました。

 

 

もう二度と会うわけなかろう!

 

 

そんな事は言いませんが、予定があると断りました。

 

 

その後も連絡が来て、私が何度も断るからか

 

 

男できた?

 

 

って言ってきた。

 

 

この人は私の何を見てきたんだろう。

 

 

何にも見てなかった。

 

 

まぁ、そうだよね。

 

 

自分の気持ちを何ひとつ伝える事が

 

 

できなかったんだから。

 

 

この事があってから、

 

 

1人で生きていこうと思いました。

 

 

あの日の事は絶対に忘れちゃいけない。

 

 

そう思います。

 

 

これは、自業自得です。

 

 

好きじゃない人と付き合った私の責任。

 

 

思い出すのも辛かった。

 

 

人間は間違いを犯す。

 

 

絶対に忘れちゃいけないけれど、

 

 

この先、幸せになっちゃいけない訳でもない。

 

 

あれから4年ちょっと。

 

 

この話を誰かに話す事は、もうないと思う。

 

 

そして、子供をつくる事はこの先もないと思います。

 

 

年齢的にも厳しいし。

 

 

でも少しだけ前に進もうと思います。

 

 

今すぐ恋愛するとかの話ではない。

 

 

一生、1人でいるという考えを辞めるだけです。

 

 

最終的に、おひとり様かもしれんけどな。

 

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